皆様こんにちは。
千葉県千葉市を拠点に塗装業を手掛けている㈲ケーエス・アイ塗装工芸です。
秋も終わりに近く、そろそろ本格的な寒さへと入っていきます。
9月~11月は『寒暖差疲労』が起こりやすい時期と言われております。症状として、「体の冷え」「だるさ」「肩こり」などの症状が多く出るみたいです。これらの原因は、気温差が影響し、自律神経が乱れることから『寒暖差疲労』と言われています。
弊社では、作業前KY時に健康状態の確認及び、作業中の体調確認も欠かさず行っています。
皆様も体調管理をしっかりと行い、まだまだ衰えを知らないウイルスにも対抗して元気に過ごせるよう頑張りましょう!
さて、今回はそもそも塗装とはどんな仕事をしているのか、ということについてご説明致します。
今後塗装工として活躍したい方や塗装の仕事に興味があるけれど、仕事内容が分からず一歩踏み出せない方は参考にしてみて下さい!
また、自分のお家の塗装を考えている方も実際どのようなことをしているんだろう、といった疑問もあると思います。
自分の家の周りで職人が行っている内容もなんとなくわかると思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです(^-^)
■塗料は、お家の一番外側にある「膜」のような存在
「塗料」と言っても種類やグレードはさまざまです。
メーカーさんもいくつかあり、塗装屋さんは使い分けています。
しかし、塗料のグレードを上げたからといって何十年も綺麗な状態を保つ、という確証はありません。
塗装を行う場所に合った塗料を選び、正しい塗り方で施工する。
これが重要になってきます。
もちろん塗装経験20年以上のベテラン職人が施工すれば、お客様も安心してお願いできると思います。
ただしこれは、正しい塗料で正しく施工した場合です。
どんなにベテランでも手抜きをしたりするやり方では、意味がありません。
塗装場所に合った塗料と正しい施工が相まって長く持つ丈夫な膜ができるということです。
■正しい施工で丈夫な家を後押しする「塗装工」の仕事とは
では、「しっかりとした“膜”をつくる塗装工」とは、具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。作業の流れを踏まえて、具体的にご説明いたします。
大前提、弊社の仕事は一般戸建てやアパートが多いです。
その中には、外構部のみの塗装や鉄骨階段の塗装など、
戸建てやアパート塗装に付随してくるものも多く工事を承っております。今回は一般住宅に特化してお話します。
初めに、お客様よりお問い合わせをいただき、日程調整を行い、点検及び見積もりにお伺いいたします。
その時に家の図面があればコピーさせていただき、お家の大きさや各所を確認させていただきます。
もし図面がなければ、弊社にて大きさや各所塗装部等を確認させていただきます。
こちらは塗装を弊社にて行う、行わないに関わらず費用は発生いたしません。
その後弊社にて写真をまとめて「点検報告書」を後日お持ちします。一緒に写真を見ながら、今現在のお家の状況やだいたいの予算をお知らせします。
工事が決まったら、日程調節をお客様とご相談させていただき、
工事日程を決めます。
工事の工程として行う可能性のあるものは、
「カーポートの脱着・取付」「足場仮設・解体」「高圧洗浄」「目地工事」「塗装工事」「完了検査」などがあります。
ここに+αで、「屋根吹き替え・重ね葺き工事」や「防水工事」も状況によって行ったりします。
次に「塗装工事の流れ」についてです。
まずは、「高圧洗浄」です。
数年塗り替えをしていないお家や、周りに木々がたくさんあるお家には砂や苔が付着していることが多いです。
砂や苔が付いている状態で塗装をしてしまうと、早期塗膜の剥がれの原因になったりしますので、まずは砂や苔を洗浄します。
洗浄が終わったら、「目地の工事」です。
シーリングの打ち替え工事が一般的になります。
目地及びサッシ周りを中心に行います。
シーリングの色は外壁の色に合わせて選びます。
シーリング工事が終わったら、「下地処理」を行います。
今回塗装する部分を傷をつけて、塗料のノリを良くしたり、前回の塗膜を剥がしたりします。
また、付帯部や屋根、外壁のヒビのある部分の補修工事も行います。
下地処理が終わったら、本格的に塗装工事に入ります。
屋根が塗装の場合は「屋根塗装」、「付帯部の塗装」(破風や雨樋、霧除け・庇、雨戸・戸袋や軒天など)を行います。
屋根は基本3回塗り、付帯部の塗装は基本2~3回塗りになります。
外壁塗装を行う前に屋根及び付帯部の塗装を完了させてしまう場合と、1~2回の塗装を行い、外壁塗装が終わってから再度屋根や付帯部の塗装を行う場合があります。
続いて、「養生」です。
一度塗装をした部分や、塗装をしない(汚せない部分)場所をビニールで隠す作業です。
塗装職人にとってこの「養生」作業はかなり大切です。
サッシ周り(塗装しない部分)と外壁(塗装する部分)の境目を決める作業になります。
塗装業界では、『見切り』と言います。
この見切りが真っすぐ綺麗になることで、より一層綺麗な仕上がりになり、見ていて気持ちが良いです。
養生作業もそれなりに時間がかかる為、“こんなに丁寧にやってくれるんだね”といったお客様からのお褒めの言葉を頂戴することも少なくありません。
職人さんによって多少のやり方は違いますが、汚さずに綺麗な見切りをつくることに重点を置いて養生作業を行っています。
養生が終わり次第、メインの「外壁の塗装」を行います。
外壁の塗装は基本3回塗りです。(下塗り・上塗り1回目・上塗り2回目です)
外壁の塗装はお家の外観のイメージにつながる大切なものになりますので、細部まで刷毛を使って丁寧に行っていきます。
ここで重要なのは、“つなぎ”を出さないことです。
足場を解体してから外壁に“つなぎ”が出ていると、とても目立ち、格好が悪くなります。
いかに“つなぎ”を出さずに綺麗に仕上げることを意識して施工するよう心がけています。
外壁の塗装が終わりましたら、養生(ビニール)が取れます。
外壁塗装前にある程度窓周りにビニールを貼ってしまうため、一定期間換気等ができなくなってしまうこともありますので、ここで喜ばれるお客様も多くいらっしゃいます。
その後は屋根・付帯部の仕上げの塗装を行い、塗装工事は完了いたします。弊社にて「完了検査」を行い、ほかに工事が無ければ、「足場解体」です。
ざっと大まかな塗装工事の流れはこのようなかたちです。
お家の種類や塗装を行う場所や数によっても段取りは変わってきますので、お家に合った施工を行います。
また、お家の大きさや立地条件によっても工程や施工する順番が変わってくることもあります。
■未経験でも「やる気」や「興味」があれば、すぐに戦力になることができる仕事
「塗装工」と聞くと、塗る仕事と思う方もいらっしゃると思います。私も初めはそう思っていました。
今回色々な過程をお話したことで、奥が深いと感じた方も多くいらっしゃると思います。
逆に難しいな、自分は器用ではないからできないかな、と思ってしまう方もいます。
しかし、経験を重ねていけば、少しずつでもできるようになります。
また弊社は先輩方がとても優しく、熱心に教えてくれます。
会社の雰囲気も若い世代も多く、切磋琢磨して日々仕事に励んでいます。
誰しもがはじめは未経験です。必要なのは「塗装工として働いてみたい」「お客様に喜んでいただける仕事がしたい」「楽しく仕事がしたい」といった気持ちです。
また、塗装工事を行うと数年は塗り替えはしません。
自分が施工したお家を完成後に見たときは誇らしくなります。
お客様からお褒めの言葉をいただいたらなおさら自信にもつながり、仕事も楽しくなるでしょう。
千葉県千葉市の㈲ケーエス・アイ塗装工芸では、塗装工を1~2人募集中です。
最近入社した若い職人さんも2人いますので、競い合って楽しく働いていけるはずです。
創業以来、施工実績3,000件を超えている弊社で一緒に働きたい方、弊社にて塗装を考えているお客様、皆様のご連絡心よりお待ちしております(^o^)/
最後まで読んでいただきありがとうございました!