みなさまこんにちは!
千葉県千葉市を拠点に塗装業をしている㈲ケーエス・アイ塗装工芸です。
5月も終わりです。早いですね。なんだかんだで今年ももう少しで折り返しになります。
毎年、時が過ぎるのが早く感じます。一日一日を大切に過ごしたいです。
また、最近は晴れると日中は気温が上がり暑く感じ、雨が降るとじめじめとしたべったり気候でなかなか過ごしにくいです。体調管理も大変です。今後はより暑くなり「夏」が近づいてきます。わたし個人的には暑いのが好きではないので嫌な季節です。
これからどんどん暑くなってきますので、みなさんも注意してお過ごしください。
また、これから梅雨の時期になります。
雨が降る季節になってくると気になるのポイントのひとつに外壁の汚れや苔だと思います。
新築時から10年ほど経過してくると、外壁の汚れや苔の付着が気になった方も多いと思います。弊社も汚れや苔が気になってご連絡をいただくことも少なくありません。
「新築時にはあんなにきれいだった家も、なんか薄汚れてきた…」そんな印象を抱くひとつの原因が、外壁に付着した苔です。そこで今回は、『外壁に付いた苔の綺麗な落とし方とは?掃除や予防方法』についてご紹介いたします。
●外壁に苔が付着する原因とは?
まず最初に、なぜ苔が外壁に付着するのか。それは家がある場所の環境に大きく関係があります。
■日当たりの悪い家
日当たりが悪いと、外壁は常に湿った状態になってしまい、苔が繁殖しやすくなります。
■風通しの悪い家
こちらも風通しが悪いと、外壁表面が乾燥しづらく苔が繁殖しやすい状況になります。
■森や林などで植物が近くにある家
植物の胞子などが風飛来し、外壁に付着することで苔が生える原因となります。
■川べりなどの湿気が多い場所
常に湿気がある状態で、苔にとって絶好の繁殖場所となります。
●外壁に付着した苔を放っておくと起こる劣化現象とは?
次に、外壁に苔が生えた状態で放置すると、どのような劣化症状・デメリットがあるのか紹介します。前提として、外壁の苔の付着は外壁劣化のサインですので、見逃さないようにしましょう!
■外壁材や建物内部に水が浸入する
苔には水分が含まれています。その苔がずっと外壁に付着することで、外壁内部にどんどん水分がしみ込んでいきます。外壁内部に水分が入ってしまうことで、躯体の劣化や雨漏りの原因になり、最悪の場合リフォームが必要なケースもあります。
■苔の増殖
苔は放っておくとどんどん増殖していきます。
美観性を失うのはもちろん、常に外壁材が湿った状態になるので建物内部への水の侵入リスクも高くなります。
●外壁の苔をきれいに落とす掃除方法とは?
では一体、どうやってメンテナンスしたら良いのでしょうか。
「なるべく安く、自分でどうにかしたい」と思っている方も多いかと思います。
ここではセルフメンテナンスの方法をご紹介いたします。
■家庭用高圧洗浄機
外壁を高圧洗浄機で洗う方法は多くの方が一番に思いつくお掃除方法かと思います。
確かに手軽ですが、高圧洗浄機の威力で外壁材や塗膜まで破損させてしまう可能性もあります。外壁の状況を見て使用することをおすすめします。
また「高圧」とだけあって、思っているよりも水や砂、泥が飛散します。
足場があるとメッシュシートやブルーシートで飛散対策ができますが、飛散防止対策が不十分になるため、自身の飛散対策が必要となると同時に近隣への配慮も必要です。
■苔取り用のクリーナー
苔は水拭きではなかなか落ちないので、ホームセンターなどにある苔取りクリーナーを使用して掃除することをおすすめします。
クリーナーを苔が付着している箇所に吹きかけ、スポンジ等で擦りましょう。こちらは、たわしなどの毛先が硬いものを使うと外壁材を痛めてしまう場合がありますので、毛先が柔らかいものを使用するようにしましょう。
弊社で実際に使用したものをひとつ紹介すると、「ワンステップ・スプレー・クリーナー」です。こちらはホームセンターで購入することができ、建物の外壁、塀、コンクリート面などのコケ・カビ・地衣植物除去・再発防止をしてくれるものです。また、水洗いが不要で効果が持続するという液体です。
ただ、使用する環境などにもよると思いますが、私は実家で使用しましたが、一年くらいで苔が生えてきました(笑)立地条件や使用方法によっても異なってくるとは思いますが、あまり期待はできないかと思います。
セルフメンテナンスの方法をご紹介しましたが、自分でやる場合どうしても手の届く範囲のみになってしまい、二階部分などは足場がないので掃除することができません。
外壁全体を綺麗にしたい場合は、業者に依頼し、外壁塗装も一緒に行うことをおすすめします。
●苔の付着を予防する方法
「せっかく外壁をきれいにしたのだから、長く保たせたい」と思う方におすすめの、外壁に苔が付着するのを予防する方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
■光触媒塗料で外壁塗装をする
光触媒塗料には、塗料に含まれている酸化チタンが外壁に付着した汚れを浮かせてくれる効果があり、それが雨によって洗い流されるので、きれいな外壁を長期間保つことができます。
■防カビ・防コケ塗料で外壁塗装する
立地環境上、どうしてもカビが生えやすい場所に家がある場合は防コケ・防カビ性の高い塗料を使用することでコケの発生を防ぐことができます。
■熱湯で外壁を掃除する
月に一回程度、外壁の掃除をするのが理想的です。
その際に、水だけでなく45度以上のお湯を使うことでコケやカビの菌を死滅させることができます。窓拭きや内部の掃除は定期的に行っている方が多いですが、外壁の掃除を月に一回行うことは難しいと思います。
●おうちの外壁、大丈夫?
現状、外壁に苔が付着しているということは、既に外壁が劣化している状況が高いです。苔が付着している以外に外壁の劣化症状はありませんでしょうか?
チョーキング現象、外壁材の破損やコーキングの割れ、色褪せやコケ・カビの付着は外壁劣化のサインです。一度しっかり診てもらうことをおすすめします。
㈲ケーエス・アイ塗装工芸では、現場調査・お見積りの作成を無料で行っております。
ちょっとした疑問や質問があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください!