「外壁塗装」の全工程を徹底解説!

みなさんこんにちは!

千葉県千葉市を拠点に塗装業をしている㈲ケーエス・アイ塗装工芸です。

8月も終盤に差し掛かりましたが、暑さで毎日体力が持っていかれています(笑)

日々、従業員も暑さと戦いながらの作業です。

あと2か月くらいは暑さも和らがないと思いますが、熱中対策をしっかり行い、安全第一で作業していきます。

また、最近は台風や地震などの自然災害が頻繁に起こっています。

スーパーへ行くとお米が少なかったり、水も制限がかけられていたりと、なんだかのんびりと生きていけない雰囲気になっている気がします。

対策は日々必要だと思いますが、みんなで助け合って生きていきたいです((+_+))


話が変わりますが、私個人的に従業員のみなさんに「夏と冬どちらが好きか」という質問をしています。弊社の従業員はほぼみんな「夏」のほうが好きみたいです。私は冬がいいので今まで同感の方が少なく寂しいです(笑)夏が好きな理由として汗がたくさん出て気持ちがよい、汗をかくと働いた感も出る、帰ってお風呂上りのビールがおいしいなど様々な意見がありました。

確かにイベントで見ても、夏祭りや花火大会、海やプールといった夏ならではのイベントはたくさんありますね!

みなさんは「夏と冬」どちらが好きですか?


今回は外壁塗装の流れ、工程内容についてお話いたします。

外壁塗装には決まった工程があり、適切な方法で施工しなければいけません。外壁塗装の工程を知ることは、工事内容の把握だけでなく、業者を見極めることにも役立ちます。

いろいろな観点から見ていただけると嬉しいです。



外壁塗装の全工程


初めに外壁塗装がどのような流れで進むのかご説明いたします。


外壁塗装はこちらの工程順で工事が進みます。


1.点検及びお見積り

2.近隣の方へのご挨拶

3.足場の組み立て作業

4.高圧洗浄

5.養生

6.下地処理

7.下塗り

8.中塗り~上塗り

9.養生撤去

10.点検・見直し

11.足場の解体作業

12.お引渡し


ここからはひとつずつの工程をご説明いたします。



1.点検及びお見積り


お問い合わせいただきましたら、日程を決めて点検にお伺いいたします。外部の写真を撮りながら、どのような材料でどこをどう塗装するか見積りを取らせていただきます。後日、点検報告書とお見積りをお持ちいたします。



2.近隣の方へのご挨拶



工事が決まったら近隣の方へご挨拶にお伺いいたします。

足場を立てる際には音が出ますし、塗装工事期間中は匂いも発生します。機械を動かす作業もありますので、ご迷惑をおかけしてしまう可能性もあります。事前にお知らせさせていただき、ご理解いただくようにしています。またその際に注意点などもお伝えしています。



3.足場の組み立て作業


外壁の上部や屋根の塗装が多く、高所作業になるため、基本的に住まいの周りに足場を設置します。

足場の組み立て作業は大きな音が出てしまいます。

近隣の方へは事前にお知らせいたしますが、夕方までは音が聞こえ続ける可能性があります。

また、お家周辺に植木鉢や自転車、小さな倉庫など物がたくさんあるお家の方は事前に少し片付けていただけると助かります。

併せて飛散防止ネットも付けます。

足場仮設時からは、いつもより家の中が暗くなると思われます。

また、洗濯物も基本外に干すことができなくなってしまいます。



4.高圧洗浄



足場の組み立てが終わったら、高圧洗浄機を使い、外部の洗浄を行います。高圧洗浄は、塗装する面に付着した埃や汚れ、苔や剝がれかけた塗膜(塗料の膜)などを取り除くためです。

汚れや埃が残っていると、仕上がり(見た目)に影響するだけでなく、塗装した塗料が剥がれてしまう原因にもなります。

塗装作業の前の高圧洗浄はとても大切な工程の一部なのです。

また、高圧洗浄の日は全ての窓や換気口をしっかり閉めていただき、漏水を防ぎます。



5.養生


塗装をする前に行われる養生。養生とは、塗装しない部分をビニールで隠し、汚れないようにするための作業です。窓ガラスや土間部、植栽や玄関まわりなど塗料が飛散しそうな場所を隠します。

この養生が塗装屋さんにとってかなり大切であります。

「養生を制する者は塗装を制する」という言葉を聞いたことがありますが、確かにとても大切だと感じます。

また、全工程を通して言えることですが、養生は個性が出るとともに、職人さんの性格が表れます。やり方は同じでも、多少の違いはあるかもしれません。

養生を本格的に行うと、窓の開閉ができなくなる場合があります。

こちらも注意が必要ですので、職人さんにいつから窓の開閉ができなくなるのか尋ねてみるのもいいかもしれません。



6.下地処理


下地処理とは、ひび割れや錆など劣化部分を補修することです。

この下地処理も非常に重要とされており、下地処理が十分にできていない場合、その上から塗装しても綺麗には仕上がらず、場合によっては再び劣化症状が表れてしまうこともあるからです。

また、付帯部(破風板や鼻隠し、雨樋など)や錆が激しい場所に関しては、塗装前にスコッチと呼ばれるもの等で傷を付け、塗料の密着をより良くするような作業も行います。



7.下塗り


ここからいよいよ外壁の塗装工程です。

塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの順で塗料を重ねて塗ります。

使用する塗布量(塗料の量)は各製品によって決まっています。

よく勘違いされている方も多いですが、塗料をなんとなく適当に厚く塗り重ねているわけではありません。

下地と、仕上げの中塗り・上塗りを密着させるために塗るのが下塗りです。下塗りも中塗り・上塗りと同様に、均一な厚みになるように丁寧に塗装が進められます。



8.中塗り~上塗り


中塗り・上塗りは仕上げの工程になります。

下塗りが終わった後、一定の乾燥時間を置いてから、中塗りの塗装が行われます。十分な乾燥をせず下塗りが乾いていないまま中塗りをしてしまうと、施工不良にもつながる恐れもあるため、下塗りが終わった後も、一定の乾燥時間を置いてから、上塗りの塗装が行われます。ちなみに乾燥時間は塗料ごとに塗料メーカーによって決められています。また、季節や気温によっても変わります。

ここが仕上げになるため、進捗状況を見ているとお客様も変化がしっかりとわかると思います。



9.養生撤去


外壁の塗装が終わったら、養生撤去です。

ビニールで隠していた場所を外します。

この瞬間が私たちにとって気持ちよく、もう少しで完成するという段階になります。

お客様もふさがれていた窓や雨戸・シャッターなどの開閉ができるようになり、安堵の表情になる方が多い印象です。

天候に左右される仕事で、ちょうど雨天が続くと少しの間ビニールがかかった状態になってしまうことが欠点ではありますが、天候に応じて養生もさせていただきますので、ご希望等ありましたらお気軽に職人に伝えてください。



10.点検・見直し




ビニールをすべて取ったら、最後に自分で点検し、手直しや掃除を行います。冊子周りを中心に家全体を隈なく確認します。

塗装屋用語で「見切り」と言いますが、しっかりとしたラインが出ていることが必須条件です。

塗装しない場所に付いてしまった塗料の掃除もここで行います。

最後に工事管理担当者が最終チェックをしたら完了です。

基本的には危険も伴うため、我々施工者と工事管理担当者で確認・チェックを行いますが、一緒に最終チェックをしたいというお客様がいましたら、事前にお申し付けいただければ、ヘルメット等準備いたします。



11.足場の解体作業


点検・見直し等が終わったら足場の解体です。

足場の解体作業は足場の組み立て作業と同様に大きな音が出ます。解体作業は普通の家であればだいたい半日くらいで終わります。足場の解体作業後は周辺の確認を行い、完了です。



12.お引渡し


工事がすべて完了したら、お引渡しです。

工事完了報告書をお渡しにお伺いいたします。



いかがだったでしょうか。

今回は「外壁塗装」について説明いたしました。

ここに、付帯部(雨樋・破風・鼻隠し・軒天・屋根など)が付随し、工事を行います(状況に応じてシーリング工事や防水工事)

一言で「外壁塗装」といってもさまざまな工程があり、成り立っていることがおわかりいただけたでしょうか。

天候によりますが、だいたい2週間前後での工事期間になります。

外壁塗装は定期的に行うことが大切です。

まずは、気になることや自分の家の状態を知ることが第一歩ですので、一度塗装屋さんに連絡してみるのがよいでしょう。

点検・見積もりは無料で行っていることが多いので、気軽に連絡できると思います。

是非一度、有限会社 ケーエス・アイ塗装工芸にもご一報いただけますと幸いです!


最後まで読んでいただきありがとうございました。